金利が会社によって異なる理由
理由は二つあります。
一つは消費者金融はお金を貸す為に
お金をどこからか借りてこなくてはいけませんので、
その為の金利がかかります。
また、消費者金融は銀行とは異なり、
預金者から預かったお金を運用する事はできません。
よって、同じ利益を得る場合は、
調達コストが低いと低金利で貸す事ができます。
10%の利益を得ようとした場合、調達資金の金利が5%の場合、
15%で貸せますが、調達資金の金利が10%ですと
20%で貸すことになります。
但し、貸し倒れや必要経費などは
考慮しなくていけませんので、
実質はもう少し高い金利となるでしょう。
二つめは貸し倒れリスクの問題です。
例えば100人に10万円づつ年利20%で貸付をしたとします。
この場合、一人当たり2万円の利息がつくので、
全員がきちんと返済をした場合は
合計で200万円の利益を得る事ができます。
実際には無担保無保証で貸付をしていますので、
返済不能となり自己破産等した人は貸し倒れてしまいます。
貸し倒れ率が5%の場合は、
返済額が0円の場合は5人50万円の損失となり、
利益が150万円になってしまいます。
10%の場合は、100万円の損失になり、
利益は半分の100万円に減ってしまいます。
つまり、他社借入の多い人や返済に逼迫している人など
貸し倒れのリスクの高い人に貸す場合は、
利益を損失する可能性があるので、
利息を高くせざるを得ないということになります。
以上の2つの理由から顧客層と資金調達元の違いから
会社によって金利が異なるのです。